泉茂 ー挑戦する画家ー

泉 茂

ー挑戦する画家ー

2012年9月29日（土）〜10月21日（日）

入場無料

午前9時30分から午後7時（入場は午後6時30分まで）

休館日：10月1日、9日、15日

堺市立文化館ギャラリー

http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/_koho/pub1208/0830_01.pdf

本大学、美術学科にて後進の指導にあたられた、泉茂先生の展覧会です。
お亡くなりになった今も、先生は私たちに様々な影響を与えて下さっています。
是非ご覧ください。

関西の現代美術界をけん引した泉茂(1922~95)を回顧する展覧会を開催します。大阪出身の泉茂は、大阪市立工芸学校(現在の大阪市立工芸高等学校)に学び、百貨店勤務のか たわら画家を志して制作に励みました。1951年、公募展の権威を否定する前衛的な美術団 体「デモクラート美術家協会」の結成に参加し、当時取り組む人が少なかった銅版画や石版画 を始めました。第1回東京国際版画ビエンナーレ展で新人奨励賞を受賞し、版画家としての評 価を高めながらも、現状に満足せず、ニューヨークやパリに移って油彩画に取り組み、従来と異なる画風を打ち出しました。帰国後は大阪芸術大学美術学科教授に就任して後進を育てながら、アクリル画の大作などに挑みました。

泉茂は一時期、堺に居住した堺ゆかりの作家です。本市では、このたびご遺族から作品の寄贈を受けました。生誕90年に当たる本年、画業初期の油彩画からデモクラート時代の版画、渡米・渡仏時代の油彩画、晩年のアクリル画まで幅広い分野の作品を紹介して、新たな表現を模索し、挑戦し続けた泉茂の多彩な画業をたどります。

瑛久(1911~1960)、早川良雄(1917~2009)、山中嘉一(1928~)ら交流のあった作家の作品もあわせて展示します。

ー本展覧会チラシより抜粋ー