2014年3月9日日曜日

春休み紙漉き四国ツアー

 こんにちは、三寒四温の日々が続きますね。
夏が待ち遠しいです。


 今大学は春休み期間中なので、坂井先生と私たち版画コースの学生たちで日帰りで四国に行ってきました。


大阪府から車を走らせること約3時間、明石海峡大橋をわたって四国に到着!
まずは徳島県の吉野川市にある阿波和紙伝統産業会館にお邪魔しました。
こちらでは紙漉きの体験が行えます。


早速、紙の原料のことや和紙漉きの工程の説明をしていただきました。


紙は繊維質からなっています。
こちらが和紙の原料となる楮(こうぞ)、三椏(みつまた)、雁皮(がんぴ)の内皮です。
これをアルカリ水で煮て、手でちぎれるくらいになったら小さな塵をとり、機械で繊維を細かく分離します。


そしてようやく私たちがイメージする漉き枠を用いた工程にすすめるのです。
漉く工程の前にはこんなにも手間暇がかかっているのですね。


上記の原料以外にも、竹、桑、木材パルプや新聞紙、さらには野菜やお茶やコーヒーの出涸らしもまぜることができるみたいです!
混ぜ込むものによって風合いが一つひとつちがっていて自分たちでもためしてみたくなりました。


さて、いよいよ紙漉きです!
紙漉きの方法には流し漉きと溜め漉きがありますが私たちは溜め漉きを体験しました。


「ねり」という木の根からとれるどろんどろんの水を繊維の入った水に混ぜることによって水中の繊維が底にたまりにくくなります。


各自思い思い、自らの和紙をデコレーションしました。
私はクッキーの型枠を使って色をつけました。

 

紙の水分を脱水機で抜いて


熱した板の上で乾燥させると立派な和紙に!感動!
普段制作で扱う和紙ですが、単なるイメージの支持体以上に、紙という物質そのものを強く意識する機会となる体験でした。
阿波和紙伝統産業会館のみなさん!
ありがとうございました!


紙漉きを終え駆け足で香川県丸亀市にある丸亀市猪熊弦一郎美術館へ。

河井美咲≪Doggy Dog≫

ただいま開催中の『あそびのつくりかた』展を見てきました。

会期:2014年3月1日(土)-6月1日(日) *会期中無休
開館時間:10:00-18:00(入館は17:30まで)
◎観覧料:一般950円(760円) 大学生650円(520円) 高校生以下または18歳未満・丸亀市内に在住の65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
*( )内は前売り及び20名以上の団体料金。
*常設展「猪熊弦一郎展」の観覧料を含みます。


小沢剛さんの『ふとん山』に登ったり。


河井美咲さんの毛むくじゃらの服を着て、子どもに戻ったように楽しみまくりました!


閉館時間ぎりぎりだったにもかかわらず入館させてくださり有難うございました!

その後コンビナートの夜景を見、うどんを食べ、温泉に入り大阪に。

中身がいっぱい詰まった楽しい一日でした。


版画コースにも紙漉きの道具がありますので、またみんなで紙漉きしましょう!
それではまた!


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